911S | 930 | 914 |

930
Iサン元々国産車を改造して、深夜の高速道路で行う「外車狩り」を信条としていた。傲慢、下品、バブリー・・ただの偏見なのだが、高級車オーナーに対するあらゆるマイナスイメージの言葉を総動員し、手塩にかけた愛車で闘いを挑むのである。Iサンにとっては自身満々のスーパーカー軍団を「スパっ」と抜き去る瞬間はまさに至福の時なのだ。すでに投資した改造費を計算すると、スーパーカーは楽に購入できているのだが、「男の世界ってにはそんなんじゃないんだよ」が口癖である。本人しか理解出来ない世界なのだ。
そんなIサンがポルシェの染まったのは、サーキットの走行会である。そこで遭遇したポルシェのオーナー達との交流がIサンの志向を変えてしまった。
「走り屋でありメカ・マニアであるIサンにとってポルシェはある意味、近寄ってはいけない禁断の世界だったかもしれない」後に、それからの彼の変遷を知る友人達は口を揃えて述べるのだ。
走行会から帰宅するとIサンはベースとなるポルシェを探し始めた。改造については多少は自身を持っていたから、低価格のモノを購入しても、そこそこ速くできるであろうと考えていた。
国内でのポルシェの価格はやはり高年式で、少ない走行距離のものが査定価格、販売価格の決めてとなる。もちろんどんな乗り方をしてきたかがわかる整備記録が重要なのは言うまでもないが・・。
Iサンは走行距離やボディの状況は気にしなかった。ねらいは排気量と価格。安価なクルマをベースにして高価格車に勝たないと彼には何の意味もないのである。ナローはIサンにとってはマニアックすぎたし、程度のいいモノはメンテに金がかかっているからそれなりの値段がする。カレラRSは問題外。秘そかにこのマジンも仮想敵に加えられていたのである。
そして彼が購入したのは'82年式の911SCである。決めては'80年代のベストバイであると聞いたからだった。Iサンこのクルマに数百万円程度投資してカップカーに闘いを挑むつもりであった。改造の楽しみを与えてくれるのだ。Iサンにしてみればお買い得モデルなのである。それで留めておきばだ・・。しかし、ポルシェの改造道は間口は狭くても奥が深い。このあとIサンは終わりのないゴールを目指し走り続けることになる。それでも彼は幸せなのである。

ダイアンからのメッセージ

ー豊富な在庫と車種体系でじっくり選べる930ー

ビッグバンパー930シリーズは'74年に登場し'89年に終了。
その後の、964シリーズにつなぐ16年の歴史を誇っています。排気量は 2,7〜3,2リッターまで拡大され、ターボモデルも存在します。中古車市場でターボはその新車価格を考えれば割安だといえます。
NAであれば、その価格の中心帯は300万円台で狙えるクルマです。
しかし、やはり低年式車であるため、どれくらいメンテナンスをしてきたか、これからできるかがカギといえるでしょう。
入門ポルシェとして購入を考えているのなら、購入は納車点検整備をきっちりとやってくれる店、技術と知識のあるアフターケアがしっかりとした専門店で買うことが肝心です。旧型車と言ってもおそれることはありません。きちんと整備さえしてあれば走行距離は問題ではありません。

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